「オートン超耐シーラーTF2000は、従来のシーリング材にはない驚異的な高耐候性能を有するだけでなく、初期の物性を長期間維持することから、各種土木コンクリート構造物目地の長寿命化に貢献し、コストパフォーマンスに非常に優れた目地材です。
【 用 途 】
■ 農業用水路(U字溝等)の目地
■ コンクリート二次製品(ボックスカルバート・ヒューム管・マンホール・共同溝・防火水槽等)の目地
■ 橋梁・橋脚の目地
■ コンクリート構造物の各種(ひび割れ補修Uカット等)目地
*サンシャインウェザーメーター4000時間後の測定データー・推定年等は、性能保証値ではありません。
*可塑剤が抜けた後は、ゴムが硬くなって切れやすくなるのと同じ現象です。
50㎜巾の目地の場合深さ25㎜以上とし、巾と深さのバランスを取って下さい。被着面は、埃・油分・水分を除去し、乾燥させて、専用プライマーを必ずご使用下さい。
【 製 品 仕 様 】
常に水に浸かり太陽光(紫外線)に晒され過酷な条件が要求される農業用水路の目地の補修で使用されている例でご紹介します。
農林水産省 の農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル によると、以下の補修工法に分類される。
上記のように、補修方法には4つに区分されており、これらが単独あるいは併用して行われている。この中で、弾性シーリングが使われるのは、上記の図の三つの工法である。4っの区分の各々の工法を単独で施工する場合の断面図を以下に示す。
③のひび割れ充填工法は、ひび割れに沿ってコンクリートをU字形にカットし、弾性シーリング、可とう性エポキシ樹脂、あるいはポリマーセメントモルタルを充填する。コンクリートの温度変化等によるひび割れ幅の変動が大きい場合は、ポリウレタン樹脂や変性シリコン樹脂などの弾性シーリング材を充填する。
④の目地充填工法は、他工法と比較して安価で施工性に優れ、施工実績も多いが、これまで水中環境に曝される開水路の補修において使われてきた弾性シーリングは、短期間のうちに、はがれ、脱落、膨れが発生し、劣化してしまう物が多かった。
④の目地補修工法は、以下に示す目地成型ゴム挿入工法、目地被覆工法、目地充填工法の3つに分類される。その中の目地充填工法に使われる弾性シーリングには、1成分形
(湿気硬化型)と2成分形(反応硬化型)に分類される。今回ご紹介する「超耐シーラーTF2000」は1成分型に入る。
● 超耐シーラーTF2000は、これまで目地充填工法に使われてきたシーリング材のイメージを覆す性能を持っており、今後の目地充填工法の主流として採用されるものである。
これまでの用水路目地材としてシーリング材の評価は?
施工が簡単で作業が早く、イニシャルコスト低く、優れた弾性があって良いのだが
なぜか長持ちしない
問題点は ⇒ 耐候性が良くない
● 時間の経過とともに、紫外線や水などにより樹脂と樹脂をつなぐ可塑剤が流出してしまい(ブリード現象)弾性が無くなり、硬くなりひび割れてくる。
● 一般的なシーリング材の耐用年数は、5~10年ほどである。 ⇒ これが20年以上になれば!