■ レオパックG200
【コンクリート流動化剤】
戸建て住宅用パック型流動化剤「レオパック小型シリーズ」
レオパック小型シリーズは、コンクリートのひび割れの原因となる水量を低減するため、単位水量の低い(スランプの低い=固い)コンクリートでも打設が可能になるよう、コンクリートを流動化するためのパック型流動化剤です。
レオパック小型シリーズは粉末の流動化剤をセメントのアルカリで崩壊する独自シートでパックしてあり、あらかじめ計量してあるため、現場で誰でも簡単にベースコンクリートの流動性を増大させることができます。
また、夏場のスランプロスによって打設時の作業性が低下した場合に、コンクリートの単位水量を変えることなく流動性の回復が行えます。
【特長】
1.誰にでも簡単に使用可能
●専門の投入人不要、計量不要:紙パックのまま生コン車に投入、高速攪拌するだけでOK
●スランプ調整カンタン:パック個数で容易にスランプ調整可能
レオパック小型1パックで1m3につき約3cmスランプが増大します。
2.軽量、コンパクトでパックのまま添加
●水分を含んでいないため、軽量コンパクト。
●アルカリで崩壊する独自シートでパックしてあり、パックのまま投入可能。
3.単位水量を変化させずに流動性を向上
レオパック小型は粉体の流動化剤であり、ベースコンクリートの単位水量を増やすことなく柔らかい生コンを得ることができます。
そのため、下記の問題を回避することができます。
柔らかくするために加水してコンクリートを打設しますと、以下の問題がおきます。
●強度が直線的に低下します。
●コンクリートの気密性が低下し、耐久性が損なわれます。
●粗骨材が分離しやすくなり、充填不良(ジャンカ)の原因となります。
●コンクリートの乾燥収縮が大きくなり、基礎コンクリートのひび割れの原因となります。.
長時間流動性をキープ
●界面活性剤の働きでセメント粒子の凝集を抑制し、生コンの流動性を維持することができます。
【荷姿】
G-200(遅延型)夏場用
170g 40袋/箱
【使用方法】
レオパック小型1パックで1m3につき約3cmスランプが増大します。
1.ベースコンクリートの性状を確認します。
2.レオパックの必要パック数を算出します。
3.レオパックを袋のまま生コン車に必要量投入します。
4.レオパックを投入後、ミキサー車のドラムを高速で2分間撹拌。
5.生コン流動化後は、通常の方法でコンクリートの打設を行います。
【G-200性能】
項目 |
G-200 |
JIS規格値 |
|
ブリージング量の差 (cm3/cm2) |
0.14 | 0.2以下 | |
凝結時間の差(分) |
始発 |
+95 |
+60~210 |
始発 |
+90 |
+210以下 | |
スランプの経時(15分間) 低下量(cm) |
0.0 |
4.0以下 | |
空気量の経時(15分間) 低下量(%) |
+0.2 |
1.0以下 | |
圧縮強度比(%) |
材齢7日 |
102 |
90以上 |
材齢28日 |
104 |
90以上 | |
長さ変化(%) |
95 |
120以下 | |
凍結融解に対する抵抗性(%) 相対動弾性係数比 |
77 | 60以上 | |
総塩化物イオン量(kg/m3) | 0.00 | 0/02以下 | |
総アルカリ量(kg/m3) | 0.03 | 0.30以下 |
【使用上の注意】
流動化効果や流動化後の経時変化は、使用材料、配(調)合、添加方法、添加量、添加時期、添加後の撹拌方法と時間、コンクリート温度および積載量の影響を受けますので、事前に試験練りや生コン車で十分検討してください。
パックのまま生コン車のアジテータに投入してください。また、投入後は2分間高速撹拌してください。