住宅基礎補修用モルタル

マノール住宅基礎補修用モルタルは、補修後、数時間で保護・ 美装仕上材の施工が可能な速硬性・速乾性のモルタルです。

住宅の基礎コンクリートのピンホールや段差、欠損部補修用のカチオン性粉末樹脂一材型ポリマーセメントモルタルです。

 

特徴と用途

◉特徴

  • 速硬性・速乾性の為、2~3時間で実用強度が得られ早期の保護仕上材施工が可能です。※20°Cの場合
  • 混練り時の水量を調整する事で、一回の塗厚が 0~10mmまでと幅広くご利用いただけます。
  • カチオン性粉末樹脂配合の為、水で練るだけで強力な接着力を発揮します。

 

◉主な用途

  • 住宅基礎コンクリートの欠損・ 段差・ ピンホール補修
  • 各種一般補修 床面は軽歩行程度

 

◉荷姿と標準配合

  • 荷姿:10㎏袋
  • 種類:Aタイプ又はBタイプの2種類

 標準調合

 凝結時間

施工手順

 

基礎仕上材(ベイスコート)施工時における住宅基礎補修用モルタルの施工例

1.住宅基礎下地

2.補修用モルタル

施工厚さ2㎜

3.ベイスコート フィラー

横塗り・縦塗り 各1回


4.ベイスコートトップ

0.2㎏/㎡ 1回塗り

5.仕上がり完了

仕上げ色 グレー


使用方法

 1.下地処理

下地のレイタンス、油分、汚れ、脆弱部はワイヤーブラシ等で除去してください。

 2.吸水調整 塗り付け箇所には、 吸水調整材としてアクリットの3倍希釈液を塗布してください。
 3.混練 標準調合に従ってハンドミキサー等で3分間混練してください。
 4.練り付け より下地に密着するように、コテ圧をかける要領で塗付けてください。
 5.養生

塗り付け後は適切な養生を行ってください。

硬化を待って保護仕上材を施工してください。

※本製品は速硬・速乾タイプです。 一度で使い切れる量で混練してください。

※薄塗りの場合は水量を上限に近づけた方が作業性が向上します。

※厚塗りの場合は水量を下限に近づけた方がダレ辛くなります。

※溶剤系の仕上材を塗布する場合は含水率にご注意ください。

 

性能一覧

試験条件:Aタイプ 水/粉体比 24.5%

供試体:粉体温度・水温・気温・練上り温度=20°C±2°C

強度試験:JIS-R-5201 40mm×40mm×160mm 鋼製三連型枠

接着力試験::下地:JISコンクリート平板 水湿し 塗厚10mm

※試験結果は気温・養生方法・供試体の形状等により大きく異なる場合があります。

  • 試験温度20°C。 Aタイプを使用。 経過時間は完全硬化からの時間です。
  • モルタル厚さ40mm(但し40mm×40mm×160mmの供試体を使用)
  • 測定機器はKett社製 含水率測定器を使用
  • 含水率は気温や水温、湿度、 気候により異なります。 仕上材の施工前に、含水計で確認を行ってください。

施工上の注意

  • 施工時の気温、水温、 躯体や養生温度等により硬化時間が変わりますのでご注意ください。
  • 5°C以下での施工は避けてください。 また、 練り上がり温度は5°C以上を確保してください。
  • 混練りは標準調合に準じ、計量器を用いて正確に調合し、混練不足のないようにしてください。
  • 混練したマノール住宅基礎補修用モルタルは、 可使時間内に使い切ってください。
  • 夏期高温中は硬化時間が短くなります。 一度に使用可能な量で混練りをしてください。
  • 製品の安全性については、 SDSをご確認ください。

 

注意事項

 

取扱い上の注意

取扱い時は、必ず保護具(保護手袋、保護眼鏡、マスク等) を着用してください。

取扱い時は、換気の良い場所にて行ってください。

取扱い後は、うがい、手洗いを充分に行ってください。

取扱い後は、使用した工具類を早めに水洗いしてください。

 

応急処置

目に入った場合:直ちに多量の水で洗顔し、医師の診断を受けてください。

皮膚に付着した場合:直ちに水で洗い流し、必要に応じて医師の診断を受けて ください。

誤飲した場合:多量の水を飲ませ、吐かせた後、医師の診断を受けてください。

 

保管上の注意

粉体は吸湿性がありますので、湿気厳禁で保管してください。