インターロッキングの敷設は侮ってはいけないと感じた件


事務所玄関前、約7.4㎡程度の長方形の区画にインターロッキングを敷設するという施工依頼がありました。

一見面積も小さいし1日半あれば完了すると思われた施工現場でしたが、これが侮れない現場となりました。

 

 

侮れない理由その1:インターロッキングのレイアウトを45°傾けて配置。

→面に対して45°傾けるということは、水平・垂直の縁の部分に三角形の切りものが発生します。

 

侮れない理由その2:インターロッキングのサイズは10センチ角で3色使い。

→サイスが小さくなればその分だけ個数が増えるので、切る手間も比例して増します。 色のレイアウトも気を使います。

 

侮れない理由その3:敷設するスペースに会社の門柱、排水溝、室外機の土台などが存在。

→接する面が外周の4辺以外に、それらの面に対しても新たに切りものが発生します。

 

侮れない理由その4:基準とした門柱が正確に45度とはなっておらず、建物と縁石も平行ではない。

 →角度にずれが生じており、切りもののサイズも1つずつ異なる3角形を切り出す必要が発生しました。 

 

侮れない理由その5:車道に面して縁石が敷設されている現場

→狭い面積ながら、一番高いところから低いところで20cm程度の勾配があり、水勾配を留意しつつなだらかに敷設する必要がありました。

敷き砂の高さをコテで微妙に調整しながらの作業となりました。 10cm角のインターロッキングでなければなだらかにはできない勾配でした。

 

 

 

サイズの異なる切りものが200個程度発生し、当初は3人工での作業予定でしたが、6人工を要した現場となりました。 地道に施工作業に対応いただいた職人さんに感謝いたします。

(小林)