二宮金次郎

日曜の朝、月に1~2回は6時過ぎからウォーキングをしています。

まずは氏神様の堀出神社にお参りをして、秋葉山にある秋葉神社に行き、秋葉公園に降りてきて、山先の交差点まで行きます。その先の山先橋から新津川の遊歩道へ降りて、川沿いを通って自宅に戻ります。時間にすると40分から45分位で、丁度いい散歩道です。

 

いつもの様に堀出様から第一小学校の校門の前を通っていくのですが、この日はなぜか校門の横に立っている「二宮金次郎」の像が目に止まりました。「いや!なつかしいなあ~、まだあったんだ」

 

いつも通っているのに、なんで気が付かつかなかったんだろう。私が小学校に入学したときに既にありました。入学したのが、昭和32年ですから、67年もたっているわけです。そのころとまったく変わらずに薪を背負い、本を読みながら歩く姿があるではありませんか。

多少風化はしていますが、よくぞ残してくれました。

驚きです。感動です。

近年、小学校では、この「二宮金次郎の像」を取り壊したり、新設の小学校では、一切見かけません。

 

日本の教育方針が変わったのか、社会の変化の中で埋もれてしまったのか。

 

「昔と今ではぜんぜん違うんだよ。昔のこと言うてもはじまらねて。」

この一言で終わってしまう会話。

 

金次郎は幼いころ両親を亡くし、親せきの家で育てられ、毎日手伝いをする傍ら勉学に励みました。その姿が薪を背負い、本を読みながら歩く姿なのです。勤勉と倹約に努め、実家を以前のような裕福の家に再興しました。そして、小田原藩の財政立て直しや600余りの村々を立て直したと言われています。

 

勤勉と倹約という教えのために小学校にあると思うのですが、後に「二宮尊徳」という名をもらい、数々の言葉を残しています。

 

私の好きな言葉に「積小為大」があります。「小さいことが積み重なって大きなことになる。だから、大きなことを成し遂げようと思うなら、小さいことをおろそかにしてはいけない。」

小さいことをおろそかにせず、毎日1つでも積み重ねていき、焦らずやり続ける事。(継続は力なり)

この言葉を思い出させてくれた「二宮金次郎」に感謝。

 

目立たない小さな像ですが、偉大です。