コンクリート形成の救世主になりうるか?

 

先日お客様より問い合わせがあり、住宅基礎の型枠を外したら、天端レベラーが型枠の隙間から流れて垂れてしまったので、それを除去するいいものはないかとお電話をいただきました。

 

ラインでその写真を送ってもらったのが、左の写真です。スクレーパーで削り取っているのが解りますが、手作業でははかどらず大変らしいです。

 

コンクリートサンダー#24をディスクグラインダーでやわやわとやってみては如何ですかと提案したのですが、コンクリート打ちっぱなし仕上げなので、表面を傷つけられないとの事で却下されました。

 

結局、手作業で最後までやられたようです。

 

その事があって二日後、某ダイヤモンドホイールのメーカーさんが営業に来られ、カップ型の研削ダイヤモンドホイールを紹介していきました。

それは基盤が樹脂製で弾力があり、下地を痛めずにきれいに削れ、コンクリート表面の薄皮を一枚剥ぐ感じで削れますというふれこみでした。

粒度によって#40、#60,#120の3種類があり、#120なら研ぎ出しにも使えるそうです。

コンクリート面に着いたタイヤ痕や落書きなどを落とすのにも使われており、コツとしては、電子グラインダーで回転を最低の2800~3000回転くらいまで落としてやるのが良いそうです。

 

 

左から#40、#60、#120と粒度が細かくなります。


 

コンクリート壁面にスプレーで悪戯された後がドルチェカップできれいに削れています。

表面の黒ずみもきれいに取れているので目立ちますが、表面は傷もなく綺麗にもと通りです。

ドルチェカップという商品ですが、これなら先日の問合せがあった天端レベラーが垂れた後の補修に使えると思いました

実際に使ってみないとわかりませんが、下地を痛めずについた汚れをきれいに落とす。これは使えそうです。

 

コンクリート表面に着いた汚れ落としのお問合せは多いのですが、先日のような場合は「救世主」になれるかも?   宮﨑