デストロイヤー!?

ちょっと珍しい野菜があるよ!妹の同僚の実家でごく少量栽培しているのだという。妹が自慢してきたので、俺も欲しいとおねだりし、入手したのがこの野菜。その名もデストロイヤー。(余談:デストロイヤーと聞けば四の地固めが得意なプロレスラーを連想するのは50代以降の人らしい。)

 

見た目は、サツマイモのような色味で卵型。不気味な生物の卵のようですが、実はジャガイモの品種のひとつ。長崎県で2000年に品種登録されたそうです。正式名称はグランド・ペチカ。地面(グランド)からロシア式暖炉(ペチカ)の炎が出ていると例えられ「グランド・ペチカ」と名付けられました。目の周りが赤く「覆面マスクをかぶっているように見える」という理由からデストロイヤーという名前が通称名として広まったそうです。

長崎県と北海道では広く栽培されているそうです。

 

 

せっかくなので、揚げないフライドポテトというレシピで調理してみました。

切り口は黄色味が強く、サツマイモのよう。

加熱した芋をクッキングシートに並べ、オリーブオイルを大さじ2杯程度まぶす。

オーブンもしくはグリルで、10分程度加熱。

皮を剥き、短冊状にカット。

電子レンジで2分弱加熱します。

 

焼きあがったらクッキングペーパーに移し、塩を適量まぶして、塩を全体になじませる。(カレーパウダーもおすすめですよ)

パセリをふりかけ出来上がり。


食べてみたところ、ほぼジャガイモで、普通にフライドポテトでした。少し甘みが強いといわれてますがこの調理法ではさほど感じませんでしたね。蒸かすと甘みが増すのかもしれません。せっかくの素材の珍しさを活かすには、よく洗い、皮を残して調理すればよかったと後悔した次第。

 

この品種、痩せた土地でも育ち、耐陰性があり日陰でも栽培が可能、無農薬でも病害虫被害を受けないなど、栽培も容易なので、これから普及するかもしれませんね。普通のジャガイモと比較して、保管時に芽がでづらく長期保存がきくのも利点ですね。ただし芽が出た場合は、普通のジャガイモと同様に毒性があるそうなのでご注意ください。