大河ドラマ「真田丸」の題字に左官の文字

左の土壁の上に鏝（こて）で書かれた文字は、左官の挾土秀平氏の手による

ものだ。そう、来年2016年のＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」に、このタイトル文字が使われるそうだ。なんとも風合いのある、美しい文字。

この題字に使用した土は、挾土さんが暮らす飛騨高山の赤土で、赤は真田の

赤備え（赤い甲冑）をイメージしているそうだ。

挟土秀平さんといえば、１９８３年の第２１回技能五輪全国大会の左官部門の

優勝者であり、一般建築物から日本伝統家屋、洞爺湖サミットでのオブジェ等、

左官の技術を生かして国内外で活躍している。最近では、ＮＨＫ「プロフェッショナル仕事の流儀」など多くのテレビ番組にも出演している左官・建築業界の著名人だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この鏝の文字が取り上げられたことで、左官業界の技能の事も注目されているようで、気分が良い話だ。このところ、視聴率が低迷している大河だが、この題字を楽しみに、じっくり観ることとしよう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（宮崎）